100年前の感染症対策の資料を京都大が企画展示

「100年前の対策も今とほとんど同じだったことがわかる」と橋本陽・特定助教談

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感染症のパンデミックは人類の歴史の中で度々発生していることはみなさんご存知だと思います。

中世ヨーロッパで流行した「ペスト」。
肌が黒くなることから「黒死病」と呼ばれ、ヨーロッパだけでも2500万人の死亡者が出たと言われています。

抗生物質の開発によって脅威ではなくなりましたが、「結核」も感染症であり、日本でも明治時代から昭和にかけて流行しました。
サナトリウムと呼ばれる療養施設が作られ、隔離されていたことは有名です。
ただ、現在では抗生物質に抵抗性を示す結核菌も発見されているので注意が必要です。

他にも「マラリア」や「高病原性鳥インフルエンザ」、「SARS」などありますが、人類が根絶できた感染症は「天然痘」だけになります。

「天然痘」は1980年にWHOが世界根絶宣言を行っていて、その後確認されていません。

これまで数々の感染症が猛威を振るい、人類の生命を脅かしてきましたが、その当時の対応について京都大学の学内文書を調査し直し、100年前にスペイン風邪が流行したときの文書を企画展として展示されています。

努メテ夜間ノ外出ヲ避ケ… 密回避、100年前の資料に
3/29(月) 10:00配信

 100年前の「スペイン風邪」に京都大はどう対応したか――。新型コロナウイルス感染症にも通じる企画展「百年前の京都大学 学制改革と感染症対策」が、京大(京都市左京区)の百周年時計台記念館「歴史展示室」で開かれている。学内文書を丹念に調査し直した成果報告だ。入場無料。4月4日まで。

 スペイン風邪は、1918年から20年にかけて世界中に広まったインフルエンザ。日本では「流行性感冒」と呼ばれて3度の流行期に見舞われ、当時の人口5500万人のうち2350万人が感染し、約38万人が亡くなったとされる。

<中略>

 例えば、18年11月に京都帝大で掲示された内容を示す資料には、「努メテ夜間ノ外出ヲ避ケ過激ノ運動ヲ禁止シ」などと注意が促されていたことが見える。「多人数集合ノ場所(特ニ飲酒的集会又ハ団体旅行等)ニ出席参加セサルコト」との記述もあった。

<以下略>

日本では「流行性感冒」と呼ばれたインフルエンザの一種であるスペイン風邪が、京都大学内で流行ったときに掲示された内容になります。

100年前のものなので、下記文字が今と違いますが、当時も今と同様の対応を行っていたことが分かります。

「努メテ夜間ノ外出ヲ避ケ過激ノ運動ヲ禁止シ」
 ⇒できる限り夜間の外出を避け、過激な運動は禁止

下記は禁止事項を言ったものになります。
「多人数集合ノ場所(特ニ飲酒的集会又ハ団体旅行等)ニ出席参加セサルコト」
 ⇒多くの人が集まる場所に参加すること、特に飲酒を伴う集会や団体での旅行など

現在の新型コロナウイルス対策でも言われている「密閉」・「密集」・「密接」を避ける3密につながりますし、飲食店の感染症対策、また県をまたぐ旅行を避けるなど、同じことが行われていたことになります。

しかも国としての対策ではなく、京都大学としての対策で行われていたことです。

スペイン風邪については記事内でも書かれている通り、人口のおよそ半数である約2350万人が感染し、約38万人もの方が亡くなられています。
上記の数字からスペイン風邪の死亡率は1.6%なのですが、通常のインフルエンザの死亡率が0.1%程度と言われていることを考えると恐ろしい数字です。

そして現在私たちの日常を脅かしている新型コロナウイルスはどうかと言うと、まだまだ調査研究の過程にあるので実態はつかめていないようですが、恐ろしいスペイン風邪と同等ではないかと言われています。

世界中で猛威を振るい、変異株も次々と確認されている新型コロナウイルス感染症が今後どのような評価を受けるのかは分かりませんが、人類の叡智によって克服できる日が来ることを願っています。

それまでは感染者数、死亡者数をできる限り抑えるために、万全な感染予防対策を行っていきましょう!

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