感染予防対策が一般的になっているにも関わらず、RSウイルス感染症が熊本県で流行しているようです。

5週連続で感染者が200人超え

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コロナ禍で感染予防対策を行っている中、熊本県ではRSウイルスが流行しているようです。
それも例年であれば同時期の報告数は30以下なのに対して、今年は突出して多く、200人を超えています。

RSウイルス感染症、熊本県内で流行続く 5週連続200人超え
4/16(金) 7:59配信

 5~11日の熊本県感染症情報によると、乳幼児に多い呼吸器疾患のRSウイルス感染症の患者211人が県内医療機関(50定点)から報告された。例年より突出して多く、5週連続200人超え。県健康危機管理課は「流行はまだ収まっていない」とみている。

 報告数は前週比27人減。県全体の1定点当たり報告数は4・22。11保健所別でみると、八代12、菊池6・80、宇城6・50の順に多く、八代が前週(8・50)から急増した。

 RSウイルス感染症は2歳までに一度かかるとされ、鼻水やせきなどかぜ症状が出る。特に生後半年以内の乳児は細気管支炎、肺炎など重症化する恐れがある。生活を共にする大人やきょうだいらは手洗いやマスク、おもちゃの消毒といった感染予防策が必要だ。

<以下略>

RSウイルスについて説明すると、

  • 乳幼児に多い急性の呼吸器感染症であり、保育所や幼稚園などで問題となる
  • 年齢に関係なく感染し、高齢者の長期療養施設でも集団発生することがある
  • 風邪に近い症状が出て、重症化すると肺炎や細気管支炎などを引き起こす
  • RS感染症に効く抗ウイルス薬はなく、症状に合わせた対処療法となる

このような特徴があるウイルスであり、免疫力が落ちているときは注意が必要です。

RSウイルスの感染予防対策は、

  • 手洗い(厳重な手洗いと手指の消毒)
  • 飛沫対策(せきエチケットやマスクの着用)
  • おもちゃや身の周りの消毒(アルコール系消毒薬や次亜塩素酸ナトリウムを使用)

このようになっていますが、見ていただいて分かる通り、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの感染予防対策と何ら変わりがありません。

感染予防対策を行っているにも関わらず、RSウイルスが流行っています。

実はこのRSウイルスの流行はニュースになっている熊本県だけではなく、福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県でも同時期に流行し始め、例年以上の異常な感染者数となっています。

感染経路や原因はまだ不明とのことですが、患者報告数については病院からの報告数がベースとなっていますので、コロナ禍で病気に敏感になっていることもあり、風邪っぽい症状だけであっても、例年よりも受診される方が多いのではないかという予想はできます。

ただ、上記の感染予防対策が徹底して行われている昨今ですし、毎年猛威を振るっていたインフルエンザウイルスが今期流行せずに時期が過ぎようとしているのに対して、RSウイルスが例年より多くなっているのは何故なのか。 やはり感染経路と原因の究明は必要でしょう。

外でのウイルス対策に気を遣うあまり、家庭内の予防対策にまで気を遣えていない可能性もあると思っています。

RSウイルスは、1歳未満、特に6か月未満の赤ちゃんは重症化することがあるので注意が必要です。
2歳になるまでにほぼ全員1回は感染するようなウイルスなので、出かけるときだけではなく、ご家庭内のウイルス対策にも気を使っていただきたいと思います。