新型コロナ感染に対してリスクの高い持病と既往症を分析(国立国際医療研究センター)

腎機能障害がもっとも重症者の死亡率が高く44%

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以前より基礎疾患をお持ちの方が新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいというデータはあり、基礎疾患の方が感染しないように、ご本人含め周囲の方が予防対策を行うことが大事だと申し上げてきました。

 

本日のニュースで、国立国際医療研究センターが中心となり、基礎疾患の中でも死亡率が高い病気をデータベース化しているというものがありましたのでご紹介したいと思います。

コロナで命を落とした4000人を分析して分かった、リスクの高い「持病と既往症」

1/29(金) 10:01配信

 

<前略>

 

 有名人だけではない。日本国内ではすでにコロナによって4000人を超える人が亡くなった。

 

 旅立っていった人々が残した膨大な情報から学べることは多い。具体的にどんな病気や既往症を持っている人が、コロナで死ぬ可能性が高いのか。そしてどのような人が、コロナに特に注意すべきなのか。最新の統計データでようやくわかった真実を見ていこう。

 

 日本では国立国際医療研究センターが中心となって、コロナ患者の情報を収集したデータベースが作成されている。研究参加施設は844にのぼり、登録された症例は2万件を超える。

 

 無数にあるデータのなかで着目すべきは「死亡因子」についてのデータだ。ここを見れば、コロナ重症で入院した患者について、それぞれの持病ごとの死亡率が分かる。

 

 コロナに感染し、命を落とす危険度が最も高い持病は何か。堂々のトップとなってしまったのは腎機能障害だ。重症者のうちの実に44%(25人中11人)が死亡している。

 

<中略>

 

 次に亡くなる割合が高いのは心疾患を抱えるコロナ患者となった。重症者121人中49人が死亡した(40・5%)。

 そしてその次の3位は脳血管障害で、こちらは重症者114人中45人が死亡している(39・5%)。

 

 一方、慢性肺疾患の人は、102人中31人が死亡してはいるものの、割合にすれば30・4%に留まっている。

 

なぜ肺より心臓か

 

 コロナは肺の病気であるにもかかわらず、なんと、心臓や脳の血管の持病がある人のほうが命を落としやすいというデータが出たのだ。

 

 いったいなぜなのか。東邦大学医学部名誉教授の東丸貴信氏が答える。

 

 「新型コロナ感染症は、単なる上気道炎や肺炎ではないからです。コロナの正体は、毛細血管を含む全身の血管に障害を引き起こす『血管病』なのです」

 

<以下略>

これまでの調査により、新型コロナウイルスが「血管病」であることは言われてきましたが、それがデータを分析することでさらに明らかになりました。

 

記事内では10位まで記載されていますが、全文を掲載するわけにはいかないので簡単に順位を載せます。

ちなみに、持病や基礎疾患がない方が重症化した時の死亡率は8.0%であることを前提にしてみてください。

 

1位 44.0% 腎機能障害(腎不全、腎炎)

2位 40.5% 心疾患(狭心症、大動脈瘤)

3位 39.5% 脳血管障害(脳梗塞、脳出血)

4位 30.4% 慢性肺疾患(肺気腫、間質性肺炎)

4位 30.4% がん(胃がん、大腸がん)

6位 25.8% 糖尿病(2型糖尿病)

7位 25.6% 肝疾患(肝硬変、肝炎)

8位 19.5% 高血圧(収縮期で140mmHg以上)

9位 16.1% 高脂血症(脂質異常症)

10位 9.6% 肥満(BMI30以上)

 

血管病であるはずの新型コロナの死亡率1位となっている腎機能障害ですが、これは人工透析を受けられている方は免疫機能が低下していることが原因とのことです。

 

そして2位の心疾患と3位の脳血管障害については、「血管病」であることを物語っています。
新型コロナウイルスは血管に侵入すると、血管内側の内皮細胞を攻撃し「血栓」ができてしまう原因となってしまいます。

そのため、心疾患や脳血管障害などの基礎疾患があった場合、死亡率があがるわけです。

 

その後も生命保険の対象になっている生活習慣病が続きますが、10位は肥満となっています。

基礎疾患がない方で8.0%であることを考えると、肥満は死亡率が上がる原因とはならないのではないかと考えられます。

 

基礎疾患をお持ちの方は新型コロナウイルスに感染しないように気を付けなければいけないのは間違いありません。

若いから大丈夫だということもなく、以前糖尿病を患っていた28歳の力士が亡くなった例もあります。

 

新型コロナウイルスだけではありませんが、感染予防対策の重要性を改めて認識するニュースだと思います。

感染対策を怠ったために自分が感染してしまうのは自己責任と言えるのですが、他の人へ感染を広げてしまうことは自己責任ではありません。

そのことにより亡くなられる方もいらっしゃると考えた場合、感染してしまうことを重く受け止める必要があると思います。

 

ワクチン接種スケジュールもよく分からない状況ではありますが、マスク着用や手指消毒を怠ることなく、気を引き締めてコロナ禍を終わらせましょう!