新型コロナウイルス完治者の34%が脳や精神疾患の診断を受けているとの報告

6ヶ月以内に診断を受けたとオックスフォード大学の精神科研究チームが発表

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新型コロナウイルス感染症の後遺症については様々な症状があることが公表されておりますが、今回、6ヶ月以内に脳や精神疾患の診断を受けている方がいらっしゃるというショッキングな報告がありました。

イギリスのオックスフォード大学の精神科学研究チームによる報告で、米国の新型コロナ感染者23万人を対象にした研究とのことです。

コロナ完治者の「3人中1人」が6か月以内に「脳・精神疾患」=英大学研究チーム
4/7(水) 15:59配信

新型コロナウイルスに感染した後 回復した人の「3人中1人」が、その後 6か月以内に脳または精神疾患の診断を受けていたことが調査により明らかとなった。これは 新型コロナパンデミック以降 神経精神疾患が大幅に増加する可能性があることを示唆するものだと、科学者たちはみている。

6日(現地時間)ロイター通信によると、マックス・タケ教授の率いる 英オックスフォード大学の精神科研究チームは、米国の新型コロナの患者23万6379人を対象に実施した研究で、先のような結果が出たことを明らかにした。この研究結果は、精神医学ジャーナルの「ランセット」に掲載された。

この研究結果によると、23万人中「34%」が新型コロナから完治した後 6か月以内に、神経学的または精神的疾患の診断を受けた。昨年の同調査では、20%ほどが回復後3か月以内に精神的障害の診断を受けたことがわかった。

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これまでの研究では調査対象の患者数が少なく、もっと多くの調査が必要なのではないかと思えるものばかりでしたが、今回の対象者は23万人とのことで、信頼できるデータになっています。

その対象者23万人中の34%とのことなので、78,200人ほどの方に精神疾患の診断を受けていることになります。

脳に関する病気については、脳卒中や認知症などの神経学的疾患が生じた場合もあったとのことですが、こちらは非常にまれなケースとのことです。

今のところは新型コロナウイルスと精神科疾患との関係性は明確ではないようですが、社会的に問題となっている新型コロナに感染したことや、周囲の方の反応の変化、また新型コロナ完治後の後遺症への不安感などもあるのではないかと思います。

とは言え、新型コロナウイルスが実際に神経組織に影響を及ぼすことがある可能性も否定できません。
個人的な見解ですが、実際34%の方が患っていらっしゃることを考えると全く関係がないとは言えないと思います。

母数が23万人規模の研究結果なので、ひとまず受け入れないといけないとは思いますが、これが本当に脳や神経系に影響を与えているとしたらかなり怖い報告です。

今後、因果関係が解明され、治療法が確立されることを望みます。